ロシアの夏の飲み物といえばクワス!
日本ではかなり好き嫌いの別れる飲み物ですが、私は大好物です。
今回は日本でも本格的なクワスが作れる
「インスタントクワスのもと」
を使って、ロシア人も大満足の自家製クワスの作り方を紹介します!
失敗しない飲み方のコツも載せますので、ぜひぜひ作ってみてください!
クワスってどんな味?
この記事にたどり着いた人のなかで、
という人がいるかもしれないので、簡単に説明しますね。
クワスは下のパッケージのイラストにも描いてある通り、
黒パンから作られた微アルコール炭酸飲料です。
はい、聞き間違いじゃなくて「黒パンから作られた飲み物」です。
味はたしかに黒パンの酸味が遠くの方に感じられ、香ばしい。
わずかにほんのり甘く、シュワシュワした微発砲の炭酸がのどごし良くさっぱりしています。
私はコーラなどの炭酸飲料もスイーツなどの甘いものも好きではありませんが、クワスは別格。
「ウッ」と来る甘さではなくて、舌触りのいい微炭酸が本当においしいんです。
さっぱりとしているので、味の濃い料理や油の多い料理によく合います。
もちろん、ただ喉が渇いてガーッと一気に飲んでも◎
後半に注意書きをしていますが、作って早めに飲みきる分にはアルコール度数はあまり感じません。
念のため、妊婦さんや小さなお子さんは控えたほうがいいかも。
インスタントクワスの作り方
今回紹介するクワスは
できあがります。
【用意するもの】
- インスタントクワス1袋
- お湯250cc
- 水3L
- 深めの鍋
- おたま
- ロート
- ペットボトル2L×2
- レーズン2~3粒(あれば)
【出来上がりの目安】
作業時間:2時間20分(2時間は待ち時間)
飲めるまでの時間:24時間以上(気温による)
パッケージの裏に作り方も書いてありますが、写真付きで説明していきますね。
袋を開けると中身はこんな感じ。
パッケージはチャックがついているので、一度に3Lも作れないよ!という方は半分量で作ってください。
袋の中に見えている白いものは添付のドライイースト。
あとで使います。
クワスを作る手順
- 250ccのお湯にインスタントクワスを入れてかき混ぜる
- 別添えのドライイーストを入れる
- 2時間放置
- 3Lの水を入れる(常温)
- ペットボトルに移す(あればレーズンを入れる)
- 常温で24時間以上放置
- 発酵してきたら冷蔵庫に入れ冷たくして飲む
まずはお湯250ccを用意します。
深鍋の底の方に少し溜まる程度ですが、これでOK
クワス1袋をザーッと入れます。
ドライイーストは避けておいてください。
混ぜます。
ヤバいくらい真っ黒で濃い香りが漂ってきますが心配いりません。
つづいてクワスの袋の中に入っていたドライイーストを入れます。
見た目がちょっとアレになります。
良い印象のたとえが見つかりません。
軽く混ぜます。
ーーーー2時間放置ーーーー
3Lの水を入れます。
深鍋がもうギリギリあふれそう。
ペットボトルにはおたまとロートを使って移します。
ロートはこういうやつ⇩。百均で売ってます。
今回は2Lペットボトル1本と、1L×2本を使いましたが、
です。
最初にキャップを開けたときに炭酸がせりあがってくるので、1本にたっぷり入れるのはやめたほうがいいからです。
案の定、写真中央のペットボトルは余裕がなさ過ぎて、開けた瞬間あふれてしまいました。
しっかり口を閉めてちゃんと発酵ができていると、この写真のようにペットボトルのシルエットがパンパンになります。
クワスを透かして見ると小さい炭酸の泡がスパークリングワインのようになっているのがわかるはず。
逆に、
ということです。
パンパンになったら冷蔵庫へ。
キンキンに冷えたクワスができあがりました!
微発泡でめちゃくちゃおいしい!!
なお、パッケージの作り方には「目の粗いザルでこす」とありますが、こさなくてもふつうに飲めます。
ボトルの下の方にライ麦の沈殿物がたまるので、それをよけて注げば味、舌触りにも問題ありません。
おいしくクワスを飲むための注意点
私はこれまで何度もインスタントクワスを作ってきましたが、そのなかでも
- 心配になったこと
- やらかしてしまったこと
- おいしく飲むコツ
を書いておきます。
クワスは簡単に作れますが、気をつけるべきなのは以下の3点。
- 室温
- 開け方
- 早めに飲みきる
①室温に注意する
20~25℃ なかなか発酵しない
25℃以上 発酵しやすい
気温は天気予報の気温を目安にすればいいです。
実際の室温は計っていません。
体感的には、
「今日涼しいね~。過ごしやすいね」という日は発酵しにくい
「うわ、今日は蒸し暑くなってきたな」という日は発酵しやすい
つまり、
不快指数が上がるほど発酵しやすい(おいしく飲める)
クワスは本国ロシアで
と言われていますが、
だと思います。
(冬場はぜんぜん発酵しないだろうから)
クワスの作り方には
「水3Lを入れて24時間常温で保存(その後、飲める)」
とありますが、私の経験上、体感的に「涼しい日」は2日経ってもシュワシュワの炭酸になりませんでした。
②開けるときに気をつけよう
ペットボトルはガスでパンパンになるので、キャップを開けるときに気をつけたいことがあります。
それは、
「できた~♪」と浮かれてキャップを一気に開けてしまうと
ブッシュワァァァァ!!!
となります。
だからキャップをほんのすこ~し開けてガス抜きしてくださいね!
人間もクワスもガス抜きが大事!!
③早めに飲みきろう(←大事!)
できたクワスは冷蔵庫に入れておくんですが、密閉されているわけではないので徐々に炭酸が抜けていきます。
たしかに最初に開けるときはちょっとガス抜きが必要ですが、それ以降は自然にガスが抜けていってしまうんですよね。
舌触りのいい炭酸が抜けたクワスはぼやけた味になります。
要するに
さらに注意したいことは、
していきます!
もともとクワスは1%程度のアルコール飲料。
ペットボトルがパンパンになり始めてから4,5日経つと、飲んだ後にふわっとアルコールが駆けめぐる感じが強くなります。
ロシアでは子どもも飲んでいるらしいですが、日本で子どもさんにクワスを飲ませるのはやめたほうがよさそう。
アルコールに弱い人や運転を控えている人も飲まない方が無難です。
ですので、いずれにしても
に飲みきるといいですね。
まとめ
インスタントクワスは楽天やアマゾンでも在庫がなくなることがあります。
時期的な問題なのか夏場ではよく見かけますが、冬場では「在庫なし」になっていることが多い気がしますね。
私は在庫があるときは3袋くらいまとめ買いしています。
冷蔵庫でキンキンに冷やしたクワスは微炭酸で喉ごしも最高!
暑い夏に汗だくで帰ってきたら、ビールよりクワスをぜひおすすめします!
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