「ホステルって安いと聞いたけどどうやって選べばいいかな」
このように、一人旅やホステル選びが初めてで、どんなふうに探したらいいのかわからない人のために、ホステル選びの11のチェック項目を挙げます。
本記事を読めば、ほぼ確実に利便性の高い快適なホステルを選択することができますよ。
私はこれまで、ロシア、フィンランド、ギリシャ、チェコなどを旅行し、Booking.com(ブッキングドットコム)を利用して、何度もホステルに泊まってきました。
現在Booking.comのレベル2会員です。
ホステルの最大の魅力はとにかく価格が安いこと。
そしてクチコミを重視すれば自宅よりきれいで快適なホステルを見つけられます。
ホステルが安い理由は、
今回は初めてホステルを選ぶときにどこを見て、どうやって選べば快適で安心できる場所を探せるかBooking.comをベースに解説します。
【Booking.comとは】
世界最大級のホテル予約サイト。
条件の絞り込みや価格表示が明確で大変使いやすいです。
いつもお世話になってます。
※なお、「無料Wi-Fi完備」については特に触れません。
普通のホステルならほぼ完備されているのであえて取り上げる必要はないかと。
快適で安全性の高いホステルの選び方 11のポイント
チェック項目はちょっと多いですが、どれも欠かせないもの。
何度も読み返して、実際の予約に役立ててください。
- 「価格」「スコア」など条件を絞りまくって検索
- 男女兼用か女性のみか
- 最寄駅からの距離は近い方がいい
- ベッドはカーテン付きがいい
- シャワールームやトイレの投稿写真をチェック
- 現金のみか、カード払い可か。支払い方法をチェック
- チェックインは何時まで対応しているか
- 最初に選ぶべきは「無料キャンセル可」
- 対応言語に「英語」が入っているか
- アメニティは最低限なにがあるか
- 日本人の口コミを読む
最後にちょっとしたお得ワザも紹介しています!
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①「価格」「スコア」 最初は妥協せず、条件を絞りまくって検索する
Booking.comの検索で最も重要なのは、
- 価格
- スコア
このふたつ。
なのでとりあえずとにかく安いところを探したいのか、一番安くなくてもいいからそこそこの価格で探したいのか、まず自分で条件を絞る。
ここで価格とのバランスを考慮すべきなのは「スコア」です。
スコアは実際の利用者がその宿泊施設を細かく評価した結果。
- スタッフ
- 施設/設備
- 清潔さ
- 快適さ
- お得感
- ロケーション
- Wi-Fi
⇒⇒これらを総合して10点満点で評価されます。
絞り込み検索の際に、
をつけることで、希望の価格帯と高評価のホステルを探すことができます。
うまくどちらのヒットすればあとはロケーションや設備で選んでいけばOK
体感的に、
「9以上」:
ほぼハズレない。
というか多少不満点があっても『スコアがこれだけ良いなら気にすることはない』と暗示がかかる。
「8以上」:
悪くない。おおむね良い。
でも期待しすぎてしまうと少しがっかりすることもあるかなというレベル
「7以上」:
妥協の最低ライン。スコアが8に達しないのはそれなりのマイナスがあるから。
最初からは選ばない。背に腹は代えられない緊急性があるときだけ。
「6~以下」:
選んだことないです。
「7以上」クラスに泊まってここが快適さの限界だと感じたので、6以下のスコアはまず選ばない
価格とスコアに折り合いがついたらまずお気に入りにキープです。
3~5カ所くらい調べておくといいでしょう。
そのあと設備やロケーションなどでもっと絞っていきます。
②男女兼用か女性専用か
おすすめは女性専用のドミトリー(部屋)です。
私は男女兼用と女性専用、どちらも泊ったことがありますが、やっぱり女性専用の方が安心感はありましたね。
同室の宿泊者からときどき話しかけられたり、いっしょに朝食をとりにいったり、女子ならではの距離感が楽しかったです。
(緊張しましたが)
男女同室だからといって危険な目に遭ったことはありませんが、気になる人は女性専用にすべきでしょう。
③「ロケーション」 中心地、最寄駅からどのくらいの距離か
中心地、最寄駅からのアクセスがいい場所を選びましょう。
理由は、
- 中心地から遠いと移動時間がもったいないから
- ホステルを探せなくて路頭に迷うと、ヘタしたら命にかかわるから
- 最寄駅から遠いと、キャリーケースを引いて歩いたり、疲れて帰ってきたときに不便だから
天気がよければ最寄駅から徒歩15分は気になりませんよね。
でも悪天候で足元が悪いとき、キャリーケースを転がしながら石畳を15分歩くのは結構きついです。
なのでできれば最寄駅から徒歩10分圏内をおすすめします。
また、中心地からどれくらい離れているのかも要チェック。
物理的な距離としては遠くても2~3㎞以内がいいと思います。
1㎞はだいたい10分くらいで歩けるので、宿泊先から20~30分歩けば中心地につく計算です。
もちろん近いほどいいですが、近いとややホステルの価格も上がる傾向にあります。
あなたの自宅から最寄り駅までを思い出しながらシミュレーションしてみてください。
④「ベッド」はカーテン付きの木製がいい
ベッドは
- カーテン付き
- できれば木製
- さらにできれば収納スペースつき
が望ましいです。
最低でもカーテンがついているだけでパーソナルスペースを確保できるので、心理的にとても落ち着けますね。
相部屋ではプライバシーをどう守るかはとても大切。
たとえそれが1畳ほどの広さであっても、自分だけの空間を保持できるのは大変うれしいものです。
外からも中が見えないので、盗難も起こりにくくなりますしね。
もうひとつ、木製かどうかも大事。
というのも、パイプ製のベッドは「揺れる」んですね!(;’∀’)
下のベッドならまだしも、二段ベッドの上になると下の人の動きや、だれかが横をドスドス歩くだけでゆれるゆれる…
(ホステル利用者たちは遠慮なくドスドス歩く人が多い)
写真を見ればカーテンがあるかないか、木製かどうかは一目瞭然。
価格とスコアからホステルを絞るときの選択肢にどうぞ。
⑤「シャワールーム」「トイレ」 は投稿写真を確認
シャワールームやトイレなどは投稿されている写真を確認しておくこと。
あと、水回り系は口コミも見ておきましょう。
だいたいにおいて評価の高いホステルはシャワールームやトイレの衛生にかなり気を配っています。
シャワーやトイレの写真はホステルのメインではないためか、利用者も写真を投稿していないことが多々あります。
そんなときは口コミが頼り。
口コミにはいろんな情報が載っています。
【口コミ例】
- 「シャワーブースはけっこうあったので待たずに使えた」
- 「シャワーブースが各階に2つしかなく、取り合いだった」
- 「シャワーは共有だったけれど、清潔感があって気にならなかった」
海外だとこんな情報も(↓)
- 「シャワーの湯量と温度調節が難しかった」
- 「トイレはふつうにトイレットペーパーを流せた」
口コミは施設が提示している以上の情報を得られるので、絶対に読んでおきましょう。
スコア9以上のホステルなら清潔感は間違いないと思います。
⑥「支払い方法」 現金のみかカード支払いOKか
ホステルはたいていカード払い可能な施設が多いのですが、念のため支払い方法は確認しておくべきです。
後述する⑦「無料キャンセル可能」なホステルを選ぶにあたり、保証としてクレジットカードの登録が必要となります。
もちろん現金で支払ってもいいんですが、現地通貨の両替手数料とクレジットカードの手数料を比べると、カードの方が安くなるので結果的にお得。
カード決済するつもりなら対応しているカード会社までちゃんと確認しておきましょう。
「利用可能なクレジットカード」として載っています。
⑦「チェックイン」 フロントは何時まで対応しているか?
深夜/早朝のチェックインでフロントの対応時間は何時までかも確認。
24時間対応もあれば、深夜23時までと決まっているところもあります。
航空券の取得状況によっては早朝着、深夜着も十分考えられますよね。
自分の飛行機が何時に現地到着か、空港からホステルまではどのくらいか。
そこから想定しないといけません。
連絡なしにチェックイン時間を過ぎてしまい、フロントスタッフが不在になってしまったら、もうホステルに入ることができなくなります。
どうしても到着がチェックイン時間を過ぎてしまうのがわかっているなら、事前に確認のメールをしておくこと。
ホステルはけっこう柔軟に対応してくれるところが多いです。
Booking.comではサイト経由で直接宿泊施設に連絡を取ることができるので、簡単な英語で問い合わせてみましょう。
もちろん返信は英語なので読解力は必要ですけど…そんなに難しくは返ってこないはず。
ホステルは日によってスタッフの入れ替わりがあります。
「引継ぎがうまくいってなかったらやだなぁ」
という懸念もあるので、できればチェックイン時間は守れるといいですね。
⑧検索するときは「無料キャンセル可能」を選ぼう
まず「無料キャンセル」ですが、ほんとに無料です。
条件はひとつ。
となっているので、それを過ぎたらダメ。
無料キャンセルの部屋にすべき理由として、
- 具体的な旅行のプランを練っていくと、立地的に別の場所にしたくなることがある
- 同じホステル、同じグレードの部屋が、予告なしにセールになることがある(▶お得ワザへジャンプ)
- 旅行自体キャンセルになる可能性がある
などが挙げられます。
すぐに決められないので、とりあえず数カ所のホステルをダブル(トリプル)ブッキングしておけば、あとでゆっくり考えられる
個人旅行の良いところは行き先や観光の仕方を自在にプラニングできるということ。
プランによっては最初に計画していたエリアを変える必要が出てくることもしょっちゅうです。
私の失敗談としては、
ことがあります。
ぜったいに無料キャンセル可能のホステルにしましょう。
⑨「対応言語」 英語圏以外では対応言語が英語になっているか
ほとんどは英語対応になっているはずですが、100%ではありません。
ロシアを筆頭に、特に英語圏外だとスタッフが現地語しか対応していない施設もあります。
(日本もそうですよね)
対応言語はちらっとチェックだけしておいた方がいいですね。
ただし、英語が通じない国として日本とタメを張るくらい有名なロシアでも、ホステルのスタッフは英語が話せる人がほとんど。
私たちに必要な英語力は、中学レベルの簡単なものであれば十分通じるレベル。
英語が苦手とかしゃべれないとかいう人は多いですが、少なくとも義務教育レベルの知識があればチェックインもできるし、道も聞けるし、物を買うこともできます。
⑩最低限の「アメニティ」を把握しておく
ホステルは基本的に、アメニティは自分で用意することがほとんど。
そもそもホステルを選ぶ段階でアメニティの有無は期待しないほうがいいです。
毎日のタオル交換もやってくれることの方が少ないです。
私がとても気に入ったサンクトペテルブルグのホステルでは、チェックイン時にフェイスタオル2枚を渡してくれました。
このこと自体が奇跡…
ホステルにはたいていランドリーがあるので、汚れ物はそれを使うか手洗いしましょう。
タオル、歯ブラシ、シャンプー類、化粧水などは持参するのが吉。
私はふだんから試供品を集めまくっていて、旅行の際には
はすべて試供品でまかなっています。
問題は「ドライヤー」。
これはあるのとないのとでは大違いなんですが、ないことの方が多いです。
濡れた髪で頭がムズムズするなか何度眠りについたか知れません。
さいわい私はショートボブなのでまだ我慢できます。
が、
セミロング以上の髪の方は海外対応のドライヤーは持って行った方がいいと思います。
(必ず海外対応で。いつも使ってるやつだとドライヤーが瞬殺されます)
ご自分の忍耐力と相談してみてください。
⑪日本人の「口コミ」を読む
最終決定は口コミで決める
マイナス点を把握する
どのポイントもそうですが、実際泊まった人の意見を聞くのが一番正確ですよね。
「ほんとのところはどうだったのか?」を利用者は正直に書いています。
初めてのホステル選びでは日本人の口コミが載っているホステルがいいでしょう。
評価されているポイントと減点されているポイントが載っているので、減点内容が自分の許容範囲かどうかを予想することが大事。
たとえば、評価されているポイントとして、
「スタッフがフレンドリー」
「部屋、シャワールームなどがきれい」
「予定外の出来事に対応してくれた」
などがあります。
大事なのは同じ日本人が感じている減点ポイントの方。
「エントランス近くの部屋だったのでドアの閉まる振動がひどかった」
「意外と駅から遠かった」
「シャワールームが少なくていつも待たされた」
こういうマイナス評価を読んでみて、自分の許容範囲なのかどうか、一回よく考えてみましょう。
ちょっとしたお得ワザを紹介!まず無料キャンセル可能なホステルを予約
- 気に入った無料キャンセル可能なホステルを予約
- Booking.comをまめにチェック
- より条件の良いホステルがセールになっているならすぐに予約を取る
- 最初に予約したホステルを無料キャンセルする
- 新しいホステルが無料キャンセル可能であれば、①~④をくり返す
Booking.comでは毎日のように宿泊施設のセールを行っています。
まずは無料キャンセルでホステルを予約。
あなたが予約したそのホステルも、何日か後にセール対象になる可能性があります。
なのでときどきBooking.comをのぞいてみること。
もしセールになっていたら、あなたが希望している部屋と同じタイプかそれ以上のクラスの部屋が、今よりもっと安く取れることがあります。
すぐにそちらも「無料キャンセル予約」してください。
そして以前予約した部屋の「無料キャンセル」を忘れずに。
ホステルの選び方のポイント まとめ
- 「価格」「スコア」など条件を絞りまくって検索
- できれば女性専用の部屋がおすすめ
- 最寄駅からの距離は近い方がいい
- ベッドはカーテン付きがいい
- シャワールームやトイレの投稿写真をチェック
- 現金のみか、カード払い可か。支払い方法をチェック
- チェックインは何時まで対応しているか
- 最初に選ぶべきは「無料キャンセル可」
- 対応言語に「英語」が入っているか
- アメニティは最低限なにがあるか
- 日本人の口コミを読む
いかがですか。
チェック項目はかなりありますね。
「快適さ」の定義は人によって異なりますが、ここに載せたポイントを参考にホステルを選べば、あなたに合った部屋は必ず見つかります。
とにかく最初の検索は自分のわがままを目いっぱいつめ込んで厳しめに絞り込むべき。
そこから少しずつ妥協していくことになるんですが、「これだけは譲れない!」という要望は持っていた方がいいです。
いいホステルが見つかるとロシア旅行がさらに楽しくなりますよ♪
Booking.com(ブッキングドットコム)は無料キャンセル可能なホステルがほんとにたくさんあります。
ぜひ利用してみてください!